感染症の予防 看護学生嘆きの部屋

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    感染症の予防






    感 染 の 予 防

    感染症の種類と特徴
    ◇ 高齢者感染症では、一般に、咳嗽、発熱、腹痛などの症状は強くない
    ◇ 脱水症状が主症状になることもある
    ◇ 感染を繰り返し抗生剤治療を受けている症例では、緑膿菌が出現しやすい
    ◇ 体力が衰え、栄養障害、ADL低下例ではメチシリン耐性黄色ぶどう球菌(MRSA)による感染が問題になる

    1.呼吸器感染症
    ◇ 高齢者に多い呼吸器感染症は肺炎、気管支炎、膿胸、肺結核など
    ◇ 呼吸困難に対する処置、痰喀出の促進、咳嗽の苦痛対策が重要であり、さらに窒息の危険があり注意する

    2.肺炎
    ◇ 高齢者では、一般に個体の感染防御機能が低下するが、口腔咽頭粘膜における病原菌の繁殖頻度の増加が認められる
    ◇ 高齢者には誤嚥性肺炎がある

    3.尿路感染症
    ◇ 主な症状として頻尿、排尿時痛、発熱、尿閉などがある
    ◇ 重症の場合は腎不全、敗血症、ショックを来す
    ◇ 原因菌に合った適切な抗生物質を使用する必要がある

    4.褥瘡感染症
    ◇ 黒色の痂皮に覆われた褥瘡が敗血症の原因になっていることがある
    ◇ 壊死組織感染の温床となることがあり、取り除くことが必要
    ◇ 創面の色は、黒→黄→赤→白と変化して治癒に至る
    ◇ 黒色期は皮膚が壊死に至り黒い痂皮を切除することが目標
    ◇ 黄色期には一般に滲出液が最も多くなる
    ◇ 感染の危険性が高まる
    ◇ 黄色の壊死組織・不良肉芽を除去する
    ◇ 赤色期には肉芽組織の増生を促進させることが目標である
    ◇ 白色期は治療の最終段階である
    ◇ 創の収縮と上皮化の促進が目標である

    5.胆道感染症
    ◇ 症状としては、激しい腹痛、腹膜刺激症状、発熱などが主症状
    ◇ 重症の場合は、胆石、胆嚢穿孔、腹膜炎などを考慮する
    ◇ 抗コリン薬の投与を行うが、腹膜刺激症状があれば手術適応を考慮する

    6.髄膜炎
    ◇ 緊急措置を要する場合は意識障害、髄膜刺激症状、敗血症を合併した場合である
    ◇ 必要な緊急検査として髄液検査があり、髄液中の細胞数、蛋白、糖について分析するほか、一般細菌・結核菌・真菌培養を行う
    ◇ 髄液検査時、同時に血糖検査を行う

    7.敗血症
    ◇ 敗血症は非常に重篤な疾患であり、ショック、呼吸困難、乏尿、高熱、悪寒などが主な症状
    ◇ 確定診断としいぇは血液培養を行う必要がある
    ◇ 尿路由来が約30%、ついで胆道感染が多い

    8.MRSA感染症
    ◇ ペニシリン耐性黄色ブドウ球菌があったが、メチシリンをはじめとする耐性ブドウ球菌に効果のあるペニシリンが開発された
    ◇ この耐性ブドウ球菌用ペニシリンや第三世代のセフェム系抗生物質が使われるようになって、今度はメチシリンに耐性となったブドウ球菌が出現するようになった
    ◇ MRSAは近年、常在菌ととらえ、過度の不安は不要とされている

    9.感染症の看護・介護
    ◇ ブドウ球菌の感染者に対しては、感染防止のため処置前後の手洗い、消毒などを確実に行うことが大切である
    ◇ 特にMRSAは薬剤耐性で、感染すると治癒しにくいので慎重に感染予防対策を行う
    (1) 感染者あるいは保菌者が発見された場合の処置
    ◇ 感染者は個室に入れ、他の患者から隔離する
    ◇ 鼻腔、咽頭、会陰、異常な皮膚等、関係部位からぬぐい液を採取し、スクーリング検査を行う
    ◇ 保菌者はこの限りではない
    (2) 患者感染の防止
    ◇ 不特定多数の職員の出入りを避けるようにし、回診および処置は最後に行う
    ◇ 部屋の前にはクリーンマットを置き、病室前の廊下にポビドンヨード手洗いなどを置く
    ◇ 血圧計、聴診器、採血器具、酒精綿、絆創膏は、病室内に置き、専用にする
    ◇ 器具はディスポーザブルを使用するが不可能な物は使用後、次亜塩素酸ナトリウムまたは塩化ベンザルコニウムにて消毒する
    (3) 患者の移動
    ◇病院内移動は最小限にし、必要がある時は菌の拡散を防ぐように注意する
    (4) 生活指導
    ◇患者や介護人への生活指導
    ◇ 隔離された状況では、精神的にも不安定になりやすいので、配慮のある看護・介護が必要

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    起こりやすい感染症の予防と看護・介護
    ◇ 感染の予防には、病気や原因となる細菌感染などに抵抗力を持つことが大事である。すなわち免疫力を高め、栄養をつけ、清潔に保つことが必要
    ◇ 感染源を早期に見つけて、隔離したり、除去・撲滅を図ることが大切である
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    3適切な消毒薬の選択と教育
    ◇ 手洗いとうがい、口腔ケアの励行が感染予防の第一歩である
    ◇ 消毒薬として、現在アルデヒド、塩素、アルコール、ヨウ素、フェノール、界面活性剤の各系統の薬物が主に用いられている
    (1) グルタールアルデヒド
    ◇ そのスペクトラムは芽胞まで拡大されており、現在使用されている消毒薬中最も優れた特性を有している
    ◇ アルデヒド基は蛋白質と反応し、蛋白合成阻害、蛋白変性を来たし、殺菌作用を示す
    ◇ 一般細菌、結核菌、真菌からHBV、HIVを含むウイルス、さらには芽胞までをカバーする
    ◇ 耐性菌はないが、最も優れた殺菌作用を持つ
    ◇ 人体に対してはその刺激のため、使用できない
    (2) ホルムアルデヒド
    (3) 次亜塩素酸ナトリウム
    ◇ 次亜塩素酸を遊離し、この酸化作用により殺菌する
    ◇ pH5以下では塩素ガスが発生するため、酸性の薬物との併用は禁忌
    ◇ 特にウイルス感染の消毒には好んで用いられる
    ◇ 耐性菌はない
    (4) エタノール
    ◇ 作用機序は蛋白凝固であり、菌体蛋白の変性などを介し殺菌する
    ◇ スペクトラムは一般細菌、結核菌、真菌、ウイルスに対して作用するが、芽胞に対しては殺菌作用は及ばない
    ◇ 耐性菌はない
    (5) フェノール
    (6) クレゾール石けん
    (7) 塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム
    ◇ 陽イオン界面活性剤中、第4アンモニウム塩に属し、陽電荷原子団の菌体への吸着による細胞膜変化、酵素阻害等の作用により、殺菌活性を示す
    ◇ 一般細菌、真菌をカバーするが、HBウイルス、結核菌、芽胞には無効である
    ◇ 陰イオン系洗剤(石けん)との併用は禁忌である
    (8) アルキルポリアミノエチルグリシン、アルキルジアミノエチルグリシン
    (9) グルコン酸クロルヘキジン
    ◇ 一般細菌については殺滅できるが、結核菌、ウイルス、あるいは芽胞に対しては無効
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    [ 2012/11/30 15:00 ] 病理学 | TB(0) | CM(0)
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