びまん性汎細気管支炎 看護学生嘆きの部屋

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    びまん性汎細気管支炎






    びまん性汎細気管支炎(DPB)
    1. 概念
      両肺に瀰満性に存在する細気管支領域の慢性炎症を特徴として強い呼吸障害をきた
      す疾患。形態的特徴は呼吸細気管支を中心とした細気管支炎および細気管支周囲炎
      であり、リンパ球・形質細胞など円形細胞浸潤がみられる。しばしばリンパ濾胞形
      成を伴い肉芽組織や瘢痕巣により呼吸細気管支の閉塞を来す。

    2. 特徴
     (1). 進行すると末梢気管支の拡張を生じる。
     (2). 男女差なし。発病年齢のピークは 40 ~ 50歳代。若年~高齢者まで広い年代。
     (3). 高率に慢性副鼻腔炎の合併または既往歴あり。
     (4). HLA 抗原 B54 との相関などから遺伝的体質が示唆される。
     (5). 慢性気道感染による呼吸不全のため予後不良だったが、エリスロマイシン長期療
       法により予後改善。

    3. 主要臨床所見
     (1). 臨床症状
       持続性の咳・痰および労作時の息切れ。
     (2). 胸部聴診所見
       断続性(湿性)ラ音(多くは水疱 (coarse crackles)、時に連続性(乾性)
       ラ音(wheezes、rhonchi)、ないしsquawk (ぎゃぁぎゃぁ鳴く様な声又は音)
       を伴う)。
     (3). 胸部レ線
       両肺野瀰満性散布性粒状陰影、しばしば過膨脹所見あり、進行すると両下肺野に
       気管支拡張所見がみられ、時に巣状肺炎を伴う。
     (4). 胸部 CT
       小葉中心性結節性陰影。
       (胸部レ線・胸部 CT 所見はどちらか一方あるいは両方同時に出現)
     (5). 肺機能検査および血液ガス
       一秒率低下、肺活量低下。
       残気量(率)増加(%RV:150% 以上又は RV/TLC:45% 以上)
       低酸素血症、原則として肺拡散能の低下を認めず
     (6). 高率に慢性副鼻腔炎の合併または既往(レ線像で確認)
     (7). 参考項目
       血清寒冷凝集素高値(64倍以上)、HLA 抗原 B54 陽性。

    3. 鑑別診断・臨床診断
      臨床診断は主要臨床所見の 1 ~ 6 を満たすものである。
      鑑別は慢性気管支炎・気管支拡張症・気管支喘息・慢性肺気腫。
      病理組織学的検査は本症の確定診断上有用である。

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    [ 2006/08/16 12:46 ] 呼吸器 | TB(0) | CM(0)
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