白血球減少 看護学生嘆きの部屋

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    白血球減少






    白血球減少を伴う疾患と頻度

    ※好中球減少症が最も頻度が高く、他の血球が単独で減少することは稀であ
     る。
     a. 急性のものではウイルス感染によることが多い、
     b. 重症のものでは無顆粒球症があるが、これは薬剤が原因となることが多
       い。
     c. 慢性的なものでは再生不良性貧血と MDS の鑑別が重要である。
     d. 白血病でも末梢血で白血球減少を示すことがしばしばあり、また骨髄で低
       形成を示すことも稀にあるので注意が必要である。

    1. 好中球減少症 (1,500/mm 以下)
     a. 感染症
      ・細菌:粟粒結核や敗血症などの重症感染症、腸チフス、パラチフス、野
          兎病ブルセラ症
      ・ウイルス:麻疹、風疹、インフルエンザ、ウイルス性肝炎、伝染性単核
            球症
      ・原虫 (マラリア、カラアザール)
      ・リケッチア
     b. 血液疾患
       再生不良性貧血、MDS 、周期性好中球減少症、発作性夜間血色素尿症、
       急性白血病、慢性リンパ性白血病、巨赤芽球性貧血
     c. 薬剤によるもの
       感受性のある個体に好中球減少を起こすものや細胞障害作用のある薬剤
       (アルキル化剤、代謝拮抗剤、抗腫瘍性抗生物質、植物アルカロイド、そ
       の他)
     d. 脾機能亢進症
       肝硬変、Banti 症候群、Felty 症候群、Gaucher 病
     e. 免疫学的機序によるもの
       SLE 、慢性関節リウマチ、Felty 症候群、薬剤
     f. 遺伝性、先天性、家族性のもの
       周期性好中球減少症、Kostmann 症候群、家族性好中球減少症
     g. その他
       悪性腫瘍骨髄転移、放射線照射、アナフィラキシー、粘液水腫、栄養失調

    2. リンパ球減少症 (1,500/mm 以下) を伴う疾患について
     a. 悪性腫瘍
     b. 膠原病:SLE
     c. 薬剤によるもの
       抗癌剤、免疫抑制剤、抗リンパ球グロブリン製剤、副腎皮質ステロイド
     d. その他
       感染症、Hodgkin 病、先天性免疫不全症、尿毒症、放射線照射)

    ※リンパ球数の減少の原因
     a. 産生の低下
       Wiskott-Aldrich 症候群などの免疫産生能低下を来す先天性疾患、癌の
       末期、AIDS 、悪性リンパ腫など
     b. 破壊の亢進
       放射線照射、抗腫瘍剤、副腎皮質ステロイドなどの使用、ストレスや
       Cushing 病などによる血中ステロイドの増加時
     c. 腸管よりのリンパ喪失
       炎症や腫瘍による腸管リンパ管の閉塞、重症右心不全による静脈圧亢進、
       腸管リンパ管拡大など
     d. その他
       サルコイドーシスや紅斑性狠瘡、鞏皮症、重症筋無力症などの自己免疫疾
       患、慢性および急性腎不全など

    注意:このうち最も頻度の高いものは悪性腫瘍および膠原病に伴うもので各々
       の疾患の15 ~ 40% に認める。悪性リンパ腫を含め悪性腫瘍 (特に肺小
       細胞癌、乳癌、子宮癌) では病気の進行期に減少し、予後不良因子の1つ
       である。

    注意:なお栄養状態が悪化するとリンパ球数も減少する。リンパ球減少時には
       免疫能が低下しており、帯状疱疹、カリーニ肺炎などに罹患しやすい。

    ※正常値
     0 ~ 6か月 : 5,500 ~ 7,300/μl
      ~ 10歳 :次第に減少
      10歳以上 :2,500 (1,500 ~ 4,000)/μl

    3. 好酸球減少症
     a. 副腎皮質ステロイド投与、Cushing 症候群
     b. ストレス

    ※鑑別のポイント
     再検により白血球減少が確認された場合、骨髄穿刺により産生の低下か否か
     を明らかにする。汎血球減少症を来す再生不良性貧血と MDS では、前者は
     低形成で後者は過形成(特に赤芽球系過形成)を示す傾向がある.形態学的観察
     も巨赤芽球性貧血や MDS の診断上重要であり、白血病細胞や悪性細胞の有
     無にも注意する。
     Dry tap の時や悪性腫瘍が疑われる場合は骨髄生検が必要である。
     薬剤の関与が疑われる場合は中止して様子をみる。



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    [ 2006/08/16 13:03 ] 検査 | TB(0) | CM(0)
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