咳嗽・喀痰 看護学生嘆きの部屋

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    咳嗽・喀痰






    咳嗽・喀痰

    咳とは→気道から粘液等の分泌物、外界からの異物を排出する神経反射であり、一防衛反応である。

    痰は →気道分泌物です。生理的範囲を超えて過剰に産生されたもの。これに気道の粘膜上皮、異物、血液成分が混入する


    病態生理))

    咳の受容体は主として喉頭、気管、気管支、に密に分布し、化学的・機械的刺激を受けると、迷走神経を介して延髄の咳中枢にその情報が伝達される。

    中枢に到達した刺激情報は、反射経路を経て呼吸菌に伝達される。まず、呼気がおこり、ついで有声呼出をする。

    痰は主として気管支腺と胚細胞から分泌され、線毛運動によって気道上部に運ばれてきます。線毛の長さは気管で5~7μm、末梢にいくほど短くなる。この線毛が運動することで、気道分泌物は移動する

    乾性咳嗽→喀痰をともなわないもの

    気道、肺が原因のものと、気道以外が原因のものがある。喫煙、煙、塵埃の吸入などでも見られる。


    塵埃や小さな異物の吸入・誤飲・食物の誤嚥など ②喫煙 ③非常に高温・冷たい空気 ④意識的な咳ばらい、ヒステリー ⑤風邪 ⑥肺結核 ⑥肺門部腫瘍、縦隔腫瘍 ⑦大動脈瘤 ⑧瀰漫性間質性肺炎、肺線維症、無気肺、胸水貯留 ⑨胸膜炎、横隔膜腫瘍

    湿性咳→痰を伴う咳、痰を喀出するため、湿性咳は抑えないといことが原則だが、程度により鎮咳薬、去痰薬を使用する。


    特徴的なもの))

    冬季に増悪→肺気腫、肺線維症、慢性気管支炎、気管支拡張症

    起床時にみられるもの→慢性気管支炎、気管支拡張症

    就眠時にみられるもの→肺水腫、肺気腫

    夜間または明け方にみられるもの→気管支拡張症、肺化膿症、胸水、気胸、気管支喘息

    検査))

    喀痰検査(細菌検査、細胞診、量・性状・色、培養) 血液 血液検査、(WBC,CRP、血沈)X-p、CT-MRI、気管支鏡、気管支造影、ファイバースコープ


    治療)


    鎮咳剤


    去痰療法


    患者の問題))


    身体的側面


    頻回の含嗽は呼吸菌のエネルギーの消耗による体力低下、呼気閉塞減少による気道の変化、胸腔内圧の上昇による循環系の変化などによる二次的障害を引き起こす


    多量の喀痰喀出による口腔内の不潔、咳嗽の誘発は食欲不振につながり、体力低下、活動不耐となり、日常生活を行うことを困難にする


    感染などにより増加した喀痰は咳嗽とともに体外に排出しなければならないが、有効な咳嗽の減弱、気道内分泌物の増加、痰の粘稠度の亢進などにより、喀出困難が起こる


    痰は気道内に貯留し、粘液を培地として細菌が増殖する


    感染による炎症の血痂粘液の分泌は亢進し、繊毛運動も障害を受けるのでさらに、分泌物が貯留する。

    ・多量の痰は気道を閉塞し、無気肺を起こしたり、換気の妨げとなり呼吸困難を生じる

    看護))

    観察項目

    ケアの実践


    緊急時のケア

    ①吸引  ②タッピング  ③不安の緩和


    効果的な気道浄化のための予防的及び自己管理に向けてのケア


    環境の調整→空気が乾燥しないようにする


    有効な咳の仕方の指導→座位など安定した体位をとる、手を下側胸部にあてる、ゆっくり大きい息を吸い、口を開けたまま小さな咳を数回した後、咳が咽頭に近づいてきたら大きな咳をする


    吸入→粘稠度を下げ喀出させやすくする


    体位の工夫→横隔膜を下げる起座位や腹筋を弛緩させる


    体位ドレナージ→病巣部誘気管支が垂直になるような有効な体位をとらせる


    薬物療法→苦痛や疲労が大きい:鎮咳薬

          喀痰を喀出させやすくする:去痰剤


    食事、水分摂取→喀痰が多量に見られるときはたんぱく質や水分が失われるため、良質のたんぱく質や消化のよいものを摂取する。痰をやわらかくするためにも、水分を多めにとる。腸内ガスの発生は横隔膜を刺激して咳嗽を誘発するので、腸内ガスが貯留するような食品はさける


    感染予防


    患者および家族指導
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    [ 2006/08/29 21:54 ] 病理学 | TB(0) | CM(0)
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