疼痛 看護学生嘆きの部屋

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    疼痛






    痛み

    発生:痛みは身体を侵害する刺激の存在を知らせる警告反応としてあらわれる。発痛物質が自律神経を刺激したときなどに生じる


    分類))

    急性痛:多くは一過性で、原因がなくなれば消失するような痛み

    慢性痛:痛みをもたらす原因がなくなってきたと判断されてから、さらに3~4週間すぎても持続する痛み。神経の損傷やその治癒過程で生じる神経腫、さらにその痛みの悪循環や心理的要因がかかわっている

    癌性疼痛:病状の進行とともに新たな刺激が次々と加わる反復性の高い痛み。


    患者の問題))


    痛みによる心身の変化は、急性痛では交感神経の興奮、慢性痛では自律神経のバランスの乱れによってもたらされる。


    痛みが強まれば他のことは何もすることができなくなり、思考力は低下し、情緒が不安定になる。また、安静にすることで痛みの広がりを防ぐため、不自然な筋の過伸展と疲労より、筋肉痛がおこりやすい。そのほか肩こりや、背部痛、腰痛など、起こる


    急性痛による心身の変化))

    1)交感神経の興奮→突然の痛みは交感神経を興奮させ、アドレナリンの分泌を促進し、血圧の上昇、心悸亢進、筋の緊張などをもたらす。交感神経の興奮により嘔吐神経が刺激をうけると嘔気、嘔吐がおこる。激しい痛みでショックを起こすこともある。

    また交感神経の興奮に引き続いて覚せい中枢が興奮すると、睡眠をとることは不可能になる。さらに交感神経の興奮は、胃腸運動の低下をもたらす。胃腸運動の低下が加わると、食欲は低下する。努責は痛みを増強させるので排便が控えめになり、食事の量も減少するため、便秘がちになる。それが腹部膨満へと障害を拡大させる。

    2)死への不安、恐怖


    慢性痛による心身の変化))

    1)自律神経のバランスの乱れ

    自律神経のバランスの乱れは空腹中枢の動きを抑制し、食欲を低下させる。又痛みに注意が集中し、不眠になり、回復しないと、精神活動の低下、意欲の減退、無気力、鬱状態へと進む。栄養摂取量不足や自律神経のバランスの乱れによる便秘、腹部膨満感などは生活活動性を低下させる。

    2)不安・不満

    痛みが緩和されないことに対する不満から患者は、環境に敏感になり、いらいらして、感情が動揺しやすくなる。自律神経のバランスの乱れを助長し、それがさらに痛みを増強させるという悪循環をまねく。

    看護))


    十分話を聞くとともに表情や態度をよく観察し、緊急度を把握する


    急性期→原因疾患が明らかであれば、医学的な根治治療法によって痛みを除去できるものが多い

    慢性期→原因疾患の治療ができない慢性痛や癌性疼痛は痛みの悪循環を断ち切り、日常生活を可能なものにするため、薬物療法やはり治療、神経ブロックや脊髄切断術、心理療法など、最も有効と思われる対象治療が行われる。


    痛みの緩和


    共感する


    付き添う


    患部を冷却する:皮膚への寒冷刺激は交感神経を刺激して血管を収縮させるため、急性の炎症症状や打撲による熱感や腫脹を沈静化させて痛みを緩和する

    方法))エタノール、ホウ酸をガーゼに浸しそれを患部にあてる。

       冷水に浸したタオルを患部に当てる、氷枕、アイスノン、ぱっぷ剤、スプレー、


    胸痛(特に心筋梗塞が疑われる場合は冷却は血管収縮により、疾病を増悪させる)のときは禁忌!!


    患部を暖める:炎症の徴候がない関節の可動域制限のある痛みや、炎症性ではない腹痛、胸痛の場合は患部を温めて副交感神経を刺激し、血管を拡張させ血液循環を改善する、あるいは筋を弛緩させることで、痛みを緩和する。

    方法))湯たんぽ、かいろ、電気あんか、温湿布、ホットパック、入浴


    気分転換

    方法))筋リラックス法、自律訓練法、呼吸法、リラクゼーション(筋の緊張を取り除き、疼痛抑制物質である内因性モルヒネ様物質の分泌を促すため痛みの緩和に役立つ)


    鎮痛剤の利用

    不安→精神安定剤のジアゼパム(セルシン)クロルジアゼポキシド(コントロール)

    狭心症、心筋梗塞→痛みの増強は交感神経を刺激して、血管の拡張を促し、心負荷を増加させ病態を悪化させるおそれがある。

    急性腹症→抗コリン剤(ブスコパン)

    慢性関節リウマチ→非ステロイド系抗炎症剤

    術後の痛み増強→インドメタシン(インダシン)、ジクロフェナク(ボルタレン)坐薬

            ペンタジン、ソセゴンなどの麻薬


    神経ブロック、脊髄切断術


    痛みの増強因子の除去


    痛みに伴う苦痛の軽減


    筋緊張を緩和する

    頭痛→頚部と肩の筋の緊張をほぐすため温罨法により、毛細血管の血流を促進し、うっ血を改善する。


    便秘・腹部膨満の緩和


    痛みによる障害の拡大の予防


    睡眠障害を予防する→覚せい中枢が興奮し眠れないことが多い。


    食欲の低下、栄養障害を予防する

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    [ 2006/08/29 22:00 ] 病理学 | TB(0) | CM(0)
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