MMT(Manual Mascle Test:徒手筋力テスト) 看護学生嘆きの部屋

    看護学生がんばれ!看護師国家試験対策。隣地実習対策。解剖生理、病態生理。検査、基礎看護から各論まで。資料満載です!

    ホーム > 検査 > MMT(Manual Mascle Test:徒手筋力テスト)

    MMT(Manual Mascle Test:徒手筋力テスト)







      
    MMT(Manual Mascle Test:徒手筋力テスト)
    臨床場面で多く用いられる筋力検査法。
    簡便な反面、データとしては検査者の主観的な判断による部分が大きく、他の検査者が行ったデータとの比較には再現性がないなどの弱点はある。
    しかし、臨床場面で筋力を大まかに把握するには有効な方法であると言える。
       
    ○MMTの段階付け
    ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
    数的スコア  質的スコア   その意味
    5      Normal(N)  検査者が被検者の肢位持続力にほとんど抵抗できない
    4      Good(G)    段階5の抵抗に対して、被検者が抗しきれない
    3      Fair(F)     重力の抵抗だけに対して、運動範囲内を完全に動かせる→客観的基準
    2      Poor(P)     重力を取り去れば、運動範囲内を完全に動かせる
    1      Trace(T)     テスト筋の収縮が目で見て取れるか、または触知できる
    0      Zero(活動なし)  視察・触知によっても、筋の収縮が確認できない
    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
    ※MMTにおいて基準となる「3」に関しては、検査者の主観をほとんど排除できるため重要である。
    ※プラス(+)やマイナス(-)付きの段階付けについて
     MMTにおいて(+)や(-)を段階付けに用いるのは
     「3+」、 「2+」、 「2-」 のみで、その他の段階では避けるというのが原則。
     (判定基準が曖昧になるのを防ぐため)
    ※またMMTの記録時には「運動名」ではなく「筋名」で行うのが妥当。
                                
    ○判定基準
     重力や抵抗に対抗できる運動能力を数値化して現すもの。
     一般的に用いられているのが、Daniels,H.の6段階評価法である。
    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
    正常 Normal N 5
      筋力100% 強い抵抗と重力に抗しても関節可動域いっぱいの運動が可能なもの。
    優 Good G 4
      筋力 75% 弱い抵抗と重力に抗しても関節可動域いっぱいの運動が可能なもの。
    良 Fair F 3
      筋力 50% 重力に抗してなら関節可動域いっぱいの運動が可能なもの。
    可 Poor O 2
      筋力 25% 重力を除けば関節可動域いっぱいの運動が可能なもの
    不可 Trace T 1
      筋力 10% 筋の収縮は見られるが関節は動かいもの。
    ゼロ Zero 0 0
       筋力  0% 筋の収縮が全く見られないもの。
    ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
       
    ○MMTにおいて運動範囲内とは
    ※MMT実施時に「運動範囲内を完全に」が基本。
     ・MMTにおいて運動範囲とは。
     → 「被検者が動かせる範囲」です。
         ROM制限がある被検者でも、「動かせる範囲で」完全に運動が出来るかを観察する
       
    ○MMT施行時の注意点
      ・検査の説明と患者の協力
       検査を行う前に検査方法を十分に説明し、高齢者の不安を取り除き、正しい運動が可能になるよう協力を得ることが必要となる。
      ・患者の肢位
       検査にあたって高齢者の体位変換は最小限にし、高齢者を疲労させないことが必要です。
       3から上の筋力か、3から下の筋力かを瞬時に判断し、できるだけ同一体位でできる検査は一緒に行い、次の体位に移ります。
       高齢者が規定の体位をとれない場合は、変法として、検査肢位を明記しておきます。
      ・衣服の着脱
       代償運動(トリック)や筋収縮の状態を見やすくするためには、検査部位を露出します。
      ・固定の重要性
       検査を行う筋または筋群の関節以外で中枢関節は、固定することが大切です。
       固定が不十分であると代償運動(トリック)が起こり、検査の正確性を欠く結果となります。
      ・抵抗を加える部位と与え方
       抵抗は検査筋または検査筋群の運動方向と逆方向で、関節の遠位端に加えます。
       抵抗の加え方は関節運動に従い徐々に加え、全運動範囲にわたって行いますが、高齢者の場合には、最終域で加えて判定しております。
      ・代償運動(トリック)の防止
       検査を行っても代償運動によるものであれば、正確な検査とはならず見せかけの動作となります。
       例えば、右三角筋の肩関節外転の筋力検査の際、体幹を左に側屈する事により、上がったように見えます。
       これが代償です。
       これを防止するためには、左右の上肢を同時に外転すると、代償運動は防止できます。
      ・両側肢の検査
       検査は患側のみを行うのでなく、健側の検査も行い、健側を基準に判定することもできます。
      ・その他
       検査に際し痛みを訴える場合は 3P
                 強い場合 3PP
       拘縮がある場合は 3C
       強い痙性がある場合は 3S
             強い場合 3SS
       運動が不完全な場合または自信がない場合 3?
       と付け加えておきます

    関連記事




    [ 2012/12/07 18:00 ] 検査 | TB(0) | CM(0)
    コメントの投稿













    管理者にだけ表示を許可する
    看護学生相談の部屋
    掲示板です。悩みや質問など、みんなで解決できますように。
    検索
    google
    rakuten