視床下部 看護学生嘆きの部屋

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    視床下部






    視床下部

    視床下部ホルモン
    ○甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンthyrotropin-releasing hormone(TRH)
     下垂体前葉に作用して、甲状腺刺激ホルモン(TSH)・プロラクチン(PRL)の分泌を促進する。
     視床下部以外の中枢神経系にも広く分布し、種々の中枢作用を示す。
    ○黄体形成ホルモン放出ホルモンluteinizing hormone-releasing hormone(LHRH)
     下垂体前葉に作用して、黄体化ホルモン(LH)・卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌を刺激する。
     そのため、ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)ともいわれる。
     性成熟や性周期の発現に関連が深い。
    ○副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンcorticotropin-releasing hormone(CRH)
     下垂体前葉に作用して、副腎皮質刺激ホルモン(コルチコトロピン)とその関連ペプチド(βリポトロピン・βエンドルフィン)の分泌を刺激する。
    ○成長ホルモン放出ホルモンgrowth hormone-releasing hormone(GHRH)
     下垂体前葉に作用して、成長ホルモン(GH)の分泌を刺激する。
    ○ソマトスタチンsomatostatin(SS)
     下垂体前葉に作用して、GHとTSHの分泌を抑制する他、末梢性にインスリン・グルカゴン・ガストリンなどの各種ホルモンの分泌と、消化液の分泌を抑制する。
    ○ソマトスタチン-28 somatostatin-28(SS-28)
     膵ランゲルハンス氏島D細胞や消化管粘膜に主に含まれ、インスリンとグルカゴンの分泌を抑制する。
    ○血管作動性腸ポリペプチドvasoactive intestinal polypeptide(VIP)
     循環呼吸器系、消化器系、内分泌・代謝系、血液系と多方面に対して種々の作用をもっている。
    ○バソプレシンvasopressin(VP)
     下垂体後葉ホルモンの1つで、抗利尿ホルモンである。
     神経軸索を通じて、下垂体後葉まで輸送された後、そこで血液中に放出される。
     VPは、腎の尿細管に作用して水の再吸収を促進する他、血管平滑筋にも作用して平滑筋収縮を引き起こす。
    ○オキシトシンoxytocin(OT)
     下垂体後葉ホルモンの1つ。
     神経軸索を通じて、下垂体後葉まで輸送された後、そこで血液中に放出される。
     オキシトシンは、分娩誘発or刺激因子として働く他、授乳期の射乳の促進に重要な役割を果たしている。

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    機能:内分泌調節、摂食調節、飲水調節、体温調節、自律神経系調節が視床下部独自の機能。
       その他、記憶・情動・意識・睡眠などにも関与している。

    破綻 次のようなものが考えられる。
    ・内分泌調節機構の破綻→下垂体前葉機能低下症、尿崩症、性器発育不全、性早熟など
    ・摂食調節機構の破綻→肥満もしくは、やせ
    ・飲水調節機構の破綻→高ナトリウム血症
    ・体温調節機構の破綻→変動体温、高体温、低体温
    ・自律神経系の破綻→間脳自律神経てんかん、心血管症状、消化器症状など
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    ○視床下部症候群
     視床下部の器質性病変により、下垂体ホルモンの分泌異常や、自律神経機能・精神神経機能の異常をきたす疾患群の総称
     視床下部機能の破綻によって起こるさまざまな症状をまとめて視床下部症候群とよんでいる
    ・原因
     脳腫瘍(特に頭蓋咽頭腫の頻度が高く、胚芽腫、奇形腫がこれに次ぐ)が最も多い
    ・症状
    最も重要なものは内分泌障害で、多くは複数の向下垂体ホルモンの分泌不全により下垂体前葉機能低下症をきたす。
    ただし、プロラクチンは、放出抑制因子が低下することにより、高プロラクチン血症となる
    ・治療
     原疾患に対する治療+ホルモン補充療法(下垂体前葉機能低下症や尿崩症がある場合)
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    ○神経性食欲不振症
     精神的原因による食欲不振のため羸痩をきたし、2次的に内分泌・代謝機能に異常を起こす疾患
     日本での患者数は10,000~15,000人と推定されている。
     ほとんどが女性で、30歳以下の場合が多い(特に10代後半~20代前半に多い)
    ・原因
     やせ願望がまず根底にあって、その上に家庭環境に対する反抗や社会に対する抵抗などの心理的な要素が加わって増悪する
    ・症状
     ①食欲不振②るいそう③無月経を3主徴とする。
      その他には、徐脈、低体温、低血圧など
    ・検査
     飢餓により2次的に貧血、白血球減少、低Na血症、低K血症、代謝性アルカローシスがみられる。
     空腹時血糖は低下し、インスリン分泌反応も低下する。
     また、内分泌検査でも異常を示す
     (高GH血症、低LH血症、TRH負荷試験に対するTSHの反応遅延など)
    ・診断/診断基準
     ①標準体重の-20%以上のやせ
     ②食行動異常(不食、大食、隠れ食いなど)
     ③体重や体型について歪んだ認識(体重増加に対する極端な恐怖など)
     ④発症年齢:30歳以下
     ⑤(女性ならば)無月経、⑥やせの原因と考えられる器質性疾患がない

    ・鑑別診断
     精神分裂病・うつ病などによる拒食や食欲不振の他、視床下部腫瘍・悪性腫瘍・慢性消耗性疾患などの器質的疾患による食欲不振・るいそうとの鑑別が必要。
      下垂体機能低下症との鑑別点としては以下のようなものがあげられる
      ・神経性食欲不振症 女性がほとんど 30歳以下 著明 活動的 栄養失調所見
      ・下垂体機能低下症 性差なし あらゆる年齢で発症 著明でない 無欲状態 血漿コルチゾール低値

    ・治療
     原則として入院治療。
     精神的治療(面接療法・行動療法)、薬物療法(向精神薬の投与)などが行われる。
     栄養失調がひどい場合には高カロリー輸液も行う。



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    [ 2012/12/20 20:30 ] 内分泌・代謝 | TB(0) | CM(0)
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