呼吸不全 看護学生嘆きの部屋

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    呼吸不全






    □呼吸不全
     動脈血ガス(特にO2、CO2)が異常な値を示し、それがために生体が正常な機能を営み得ない状態
    ・診断基準
     室内気吸入時の動脈血酸素分圧PaO2が60mmHg以下(=酸素飽和度SaO2≦90%に対応)となる呼吸障害、またはそれに相当する呼吸障害を呈する異常状態

    分類
    ・Ⅰ型呼吸不全(低酸素性呼吸不全)
     動脈血炭酸ガス分圧PaCO2が正常のもの。
     原因としては、
      ①細葉内ガス交換障害(換気血流比不均等・拡散障害)、
      ②低酸素吸入、
      ③静脈血酸素分圧の低下、
      ④右-左シャントなどがある。
     Ⅱ型呼吸不全に比べ慢性化の頻度が高く、基礎疾患として肺癌・気管支喘息・間質性肺炎などが多い。
     慢性時の治療には、在宅酸素療法(HOT)が主に行われる
    ・Ⅱ型呼吸不全(高炭酸ガス性呼吸不全)
     PaCO2が45mmHgを超えて異常高値を呈するもの。
     原因は、
      ①肺胞換気量の低下と、
      ②死腔換気量の増加の2つに大きく分けることができる。
     ①の基礎疾患としては呼吸中枢障害(夜間睡眠時呼吸障害※など)、神経筋接合部疾患(重症筋無力症など)、呼吸筋障害(筋ジストロフィなど)があげられ、
     ②の基礎疾患としてはCOPD、気管支喘息重積発作などがあげられる。
     酸素療法を行うとCO2ナルコーシスを起こす危険性があるため、慢性時の治療は在宅人工呼吸療法(HMV)が主である
    ・Ⅲ型呼吸不全(準呼吸不全)
     PaO2が60mmHgを超え70mmHg以下のもの

    ※ 夜間睡眠時呼吸障害(睡眠時無呼吸症候群)
    正常人であっても、睡眠時には覚醒時に比べて換気量は通常低下している。
    その傾向が強まると、睡眠時に1時間あたり5回以上の閉塞性呼吸(無呼吸or低呼吸→酸素飽和度の低下→呼吸努力関連の覚醒)を伴うために、日中に過度の傾眠傾向を呈したり、疲労(倦怠)感・集中力欠如を自覚したりするようになる。
    このような状態を閉塞性睡眠時無呼吸低換気症候群(いわゆる“睡眠時無呼吸症候群”)という。

    睡眠時無呼吸には、
    ①閉塞型(睡眠に伴う上気道周囲筋群の筋緊張低下のために、吸気時の陰圧によって上気道が閉塞)、
    ②中枢型(上気道の閉塞とともに呼吸筋活動の停止を伴う)、
    ③混合型(初め中枢型、後に閉塞型となる)の3型がある。
    わが国での有病率は全人口の1~2%と考えられている。
    女性は閉経期以降に増加するが、男女比では2~4:1と男性に多く、高血圧・虚血性心疾患・脳血管障害・糖尿病などとの強い関連があるとされている。
    また、自動車事故などの原因となることがあり、社会的にも注目を集めている。
    -----------------------------------------------------------------------------------------------------------
    ○在宅酸素療法(HOT)
    健康保険で認められている在宅酸素療法の適用は
     「高度慢性呼吸不全例のうち、PaO2≦55mmHgの者&PaO2≦60mmHgで睡眠時または運動負荷時に著しい低酸素血症をきたす者」
     とされている。
     在宅酸素療法は慢性低酸素血症による生体への悪影響を緩和することを目的とし、Ⅰ型呼吸不全が主たる対象となる。
     一方、酸素投与によりCO2蓄積が増悪してCO2ナルコーシスを起こす危険性のあるⅡ型呼吸不全に対しては禁忌とされている。
    COPDや結核後遺症によって慢性呼吸不全に陥った症例では在宅酸素療法により生命予後の明らかな改善が認められるが、間質性肺疾患や肺癌による慢性呼吸不全症例では在宅酸素療法を導入しても、生命予後は改善しない。
     だからといって、これらの疾患に対して在宅酸素療法を行うことがまったく意味がないというわけでは決してなく、QOLの向上を目的としていると考えれば、かなりの効果がある治療法である。
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    [ 2012/12/21 22:00 ] 病理学 | TB(0) | CM(0)
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