おもな細菌感染症 看護学生嘆きの部屋

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    おもな細菌感染症






    おもな細菌感染症

    ○連鎖球菌(グラム陽性球菌)

    ・溶連菌感染症
     小児の細菌性上気道炎の原因の第1位を占める。
     膿皮症、扁桃炎、中耳炎、肺炎、膿胸、敗血症、心内膜炎、腹膜炎、猩紅熱、丹毒などの症状を呈するほか、急性糸球体腎炎やリウマチ熱を合併することもある。
     迅速診断キットで診断可能である。

    ・猩紅熱
     A群溶連菌によって起こる。
     2~5日の潜伏期を経た後、悪寒・発熱・咽頭痛・頭痛・嘔吐・下痢・発疹・口囲蒼白・苺舌などの症状を呈する。
     発疹は発熱1~2日目からみられ、第3週頃より落屑化していく。
     検査では、白血球(好酸球)の増加がみられるとともに、2~3週間後にASO値の上昇がみられる。
     川崎病との鑑別が必要である。
     治療はペニシリンによって行う。
     感染症新法では第4類感染症に分類された。

    ・B群連鎖球菌感染症
     新生児感染症として重要である。
     産道感染によっておこるため、出産前に腟からB群連鎖球菌が検出された場合には、母体への予防的抗生剤投与が行われる。
     出生直後から呼吸困難・敗血症・(時に)髄膜炎を呈する早発型と、生後2~3週間に髄膜炎を発症する遅発型に分類される。
     治療には、ペニシリン系薬剤が用いられるが、アミノ配糖体と併用されることもある。

    ○肺炎球菌(グラム陽性球菌)
    上気道炎・中耳炎・副鼻腔炎などの起炎菌で、乳幼児では肺炎を起こすこともある。
     また、敗血症や髄膜炎を起こすこともある。
     治療は基本的にペニシリン系薬剤で行われるが、近年耐性菌が増加傾向にある。
    IgG2サブクラス欠損症の患者は、肺炎球菌とインフルエンザ菌に対して易感染性を示す。

    ○ブドウ球菌(グラム陽性球菌)
    グラム陽性菌の中では最も重要な菌。
     コアグラーゼ産生性の黄色ブドウ球菌と、非産生性の表皮ブドウ球菌に分けられる。
     黄色ブドウ球菌は、鼻腔内の常在菌であるが、病原性が強く、近年のMRSAの増加で問題となっている。
     一方の表皮ブドウ球菌は、皮膚の常在菌で、病原性はほとんどないが、時に日和見感染症の原因となることがある。
    ブドウ球菌感染症の症状は、皮膚症状、肺炎(膿胸・膿瘍を伴うこともある)、敗血症、心内膜炎、骨髄炎、関節炎などで、非常に多彩である。
    ブドウ球菌はたくさんの種類の菌体外毒素を産生する。
     食中毒を起こす腸管毒エンテロトキシンや、ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)・伝染性膿痂疹(いわゆる「飛び火」)を引き起こす表皮剥奪毒、中毒性ショック症候群(TSS)を引き起こすTSS毒などがある。新生児TSS様発疹症は、TSS産生性のMRSAによる新生児感染症で、突発性の発疹ができるという疾患である。

    ○ディフィシル菌(グラム陽性桿菌)
    A・B 2種類の毒素を産生する。
     菌交代現象によって発症し、多くの症例で抗生物質の投与と関連がある。
     水様性・血性下痢、腹痛、吐き気、発熱、脱水症、白血球増多などの症状を呈する。
     治療は、原因となった抗生物質の投与を中止した上で、バンコマイシンなどを投与する。

    ○インフルエンザ菌(グラム陰性桿菌)
    咽頭の常在菌である。
     小児の気道感染症の主たる起因菌で、乳児~幼時期の細菌性髄膜炎の病原菌としての頻度が高い。
     その他、咽頭喉頭炎、肺炎、膿胸、中耳炎、副鼻腔炎などの症状を呈する。
     治療はアンピシリンが第1選択であるが、耐性菌が増加傾向にある。

    ※細菌性髄膜炎のおもな起因菌
     新生児・・・B群連鎖球菌、大腸菌
     乳児・・・インフルエンザ菌タイプb(Hib)
     幼児・・・インフルエンザ菌タイプb(Hib)、肺炎球菌
     学童以降 ・・・肺炎球菌、インフルエンザ菌タイプb(Hib)

    ○病原性大腸菌O-157:H7(グラム陰性桿菌)
    ベロ毒素とよばれる出血毒を作り、出血を伴った激しい下痢を引き起こす。
     通常、10日程度で回復するが、感染者の4~7%が溶血性尿毒症症候群(HUS;溶血性貧血+腎不全)を起こし、このうち3~5%が主に脳症により死亡する。
     治療においては、水分補給が最も重要である。
     腸管運動抑制剤は菌の腸内遺残を引き起こすため、使用を避けなければならない。
     また、抗生物質の投与は、かえって菌体中のベロ毒素を放出させる危険があるため、症状がしっかりみられる症例では抗生物質は投与しない方がよいと考えられている。
     腎不全に陥った場合には、時機を逸することなく透析に踏み切らなければならない。

    ○緑膿菌(グラム陰性桿菌)
    湿度の高いところに広く分布する弱毒菌で、日和見感染・院内感染の原因となる。
     病型はきわめて多彩で、呼吸器感染症、尿路感染症、腸管感染症、敗血症などを呈する。
    緑膿菌の他に、クレブシエラ・プロテウスなども日和見感染原因菌として重要である。

    ○サルモネラ菌(グラム陰性桿菌)
    腸チフスやパラチフスの原因となる。
     生卵に含まれるとされ、食中毒の原因菌の1つである。
     菌血症を起こしやすいが、敗血症を起こすことはまれである。

    ○カンピロバクター(グラム陰性らせん状菌)
    小児の食中毒菌として重要。家畜の糞便、鶏肉の摂取、動物との接触を介して経口感染により体内に入る。
     ギラン・バレー症候群を発症することがある。
     治療には、エリスロマイシンやホスホマイシンなどが使われる。
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    [ 2013/01/02 20:00 ] 成人看護学 | TB(0) | CM(0)
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