乳がん術後の看護 看護学生嘆きの部屋

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    乳がん術後の看護






    <乳がん術後の看護>

    アセスメント

    ○肺合併症予防

    ① 術前データ
    ② 術前指示
    ③ 呼吸状態
    ④ 気管内分泌物の有無
    ⑤ 疼痛の部位・程度
    ⑥ 検査データ
    ⑦ ドレーン排液の状態
    ⑧ 疾患の理解・術前の呼吸訓練などに対する意欲

    ※麻酔の影響や疼痛、補助呼吸筋である胸筋の切除や胸部の圧迫包帯によって呼吸運動が抑制される。
     また、気管内挿管による気道内分泌物が増加するにもかかわらず、痛みのために分泌物の排出が困難となり、術後肺合併症をおこしやすい。

    ○疼痛緩和

    ① 疼痛の部いと程度
    ② 創の状態
    ③ 滲出液の有無
    ④ ドレーン挿入部の状態
    ⑤ 圧迫固定の状態
    ⑥ 乳房切除に対する受け止め方

    ※術後疼痛のために、呼吸・咳嗽・喀痰喀出・体動を自己制限してしまい、術後の肺合併症の誘因となる。その為にも、疼痛緩和は重要。
     ボディイメージの変化の受け止めの時期であり、術後の疼痛により精神状態を悪くさせ、ストレスを増大させる。

    ○感染予防

    ① 創の状態
      創部の皮膚色、縫合状態、腫脹、熱感の有無
    ② 創部滲出液の有無
    ③ ドレーン排液の状況
      量・性状・閉塞の有無・陰圧閉鎖ドレーンでの空気漏れの有無・固定
    ④ 創痛、創の灼熱感
    ⑤ 熱型
    ⑥ 検査データ
      白血球・CRP

    ※大小の胸筋の切除をした場合や腋窩リンパ節郭清などにより、胸壁と皮膚の間に死腔が出来やすく、血液・滲出液などが貯留しやすくなり感染の原因になる。
     術後は死腔を作らないために、創部の圧迫包帯とドレーン挿入によりドレナージが行われる。
     (約3~7日 1日排液量が20~50ml以下になると抜去)

    ○上肢の浮腫・運動障害

    ① 術前データ
    ② 術中の経過
    ③ 術後指示
    ④ 呼吸状態
      ・呼吸の性状
      ・圧迫包帯の状態
      ・気管内分泌物の有無・喀痰喀出状況
      ・胸部X-P 血ガス
      ・創痛の有無
    ⑤ 創の状態
      ・創の皮膚色・縫合状態・腫脹・熱感
      ・滲出液の有無
      ・ドレーン排液の状況
      ・創痛・創部灼熱感の有無
      ・熱型・検査データ
    ⑥ 患側上肢の浮腫の有無
      ・腋窩リンパ節郭清の状況
      ・患側上肢の浮腫の有無・程度・左右差
      ・患側上肢の循環障害の有無・手指の冷感・チアノーゼ
      ・患側上肢の神経障害の有無・手指の運動・しびれ感
      ・患側上肢の重圧感・倦怠感
    ⑦ 患側上肢の運動障害の有無
      ・運動制限の有無と程度
      ・運動に伴う症状
      ・リハビリテーションへの意欲と施行状況

    ※腋窩リンパ節郭清のため、患側上肢の静脈血やリンパ液の灌流阻害、および術後に生じるリンパ管閉塞により、浮腫が発症する。
     術後一過性に起こることが多いが、放射線療法を受けると浮腫が増強する場合もある。
     随伴症状(上肢の重圧感・倦怠感・不快感・苦痛)
     肩関節の運動筋である胸筋を切除し、腋窩まで侵襲が加わり、広範囲に皮膚弁を形成することなどから、術後は患側上肢の挙上障害をきたしやすい。


    ○ボディイメージの変化への適応

    ①術式・術後の創の状態
      ・手術侵襲の程度
      ・創の治癒状況
    ②術後の患者の反応
      ・言動
      ・不適応状態の有無(悪心・嘔吐・無気力・感情の不安定など)
      ・創を見たり触れたり出来るか
    ③補正具、補正下着に対する反応
      ・補正に対してどう考えるか
      ・補正具を装着した感想
    ④家族の理解度、協力度

    ※乳房切除を承諾して手術に望むわけであるが、術後覚醒し、もしかすると切除せずにすんだのではないか、という期待を抱く。乳房が切除されたことを認識したとき、患者は新たにショックを受ける。
     退院が近づくと手術を乗り越えたという自身を持つと同時に、容姿の変化が及ぼす生活への影響を考え焦りが出現する。
     入院前の衣生活習慣、美的感覚によっても補正に対する反応は異なる。

    ○転移・再発

    ① 発症からの経過・疾患の認識
      症状・治療・検査データ
      医師からの説明の内容
      告知の有無
      現状の受け止め方
      性格・職業・社会的地位・年齢・理解力・信仰の有無
    ② 全身症状
      自覚症状
      他覚症状
    ③ 睡眠状態
    ④ 排泄の状態
    ⑤ 家族の反応
      家族構成・家庭での患者の役割
      患者が疾患、死をどのように受け止めているか。

    ※乳がんはリンパ行性・血行性に転移しやすく、再発も起こりやすい。
     初回治療から長い経過を経て転移、再発による症状の出現する例も多く、患者の認識も様々。
     初回治療時にがんと告知されられるケースが多く、予後への不安は付きまとう問題である。
     しかし、転移の症状と乳がんを無うs尾つけて考えるとは限らないので、医師からの説明内容と患者の認識を把握する。
     
     乳がんは、骨転移・肺転移・肝転移・脳転移などを起こしやすく、それらにより疼痛・呼吸困難・肝機能障害・神経症状が出現し、患者の苦痛は大きい。
     局所再発による疼痛や、腋窩リンパ節転移による上肢の疼痛も苦痛の原因となる。

     乳がんの好発年齢は40歳代であり、主婦として家庭の中心的存在である場合が多い。家族、とくに夫や子供の不安や動揺は大きい。
     家族や社会における患者の位置を知り、疾患や死が及ぼす周囲への影響を把握する。
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    ○ポイント
    ・バイタルサインの観察
     術直後の呼吸抑制に注意する
    ・胸部ドレーンの管理
     閉塞・捻転・抜去に注意する
     (血性排液100ml/h以上は主治医へ報告する)
    ・患側上肢での血圧測定、採血、注射などは避ける
    ・患側上肢では重いものを持たないようにする
    ・患側上肢の運動
     マッサージ、挙上運動から徐々に行う
     手指の知覚を観察する
    ・患肢肩関節の可動障害・浮腫が生じやすい
     弾性包帯
     患側に枕を置き、手指を創部より高くする
     抜糸までは肘を腋窩から離さない
    ・リハビリテーション
     術後2日目から歩行
     (術後48時間 早期離床目的で鎮痛薬などを使用し苦痛を緩和する)
     術後1~3日目 手指を動かす、肘を曲げる
     術後5~7日目 本格的にリハビリを開始する
    ・ボディイメージの変化
     具体的な服装、下着の洗濯などの相談に応じる
     袖口のきつい服や、腋窩を締め付ける服は避ける
     乳房補正用品・・・軽快するまでダメ(浮腫の圧迫防止)
    ・再発予防
     長期的に注意が必要
     定期的な受診、反対側の乳房の自己検診を行う

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    [ 2012/12/28 22:00 ] 女性生殖器 | TB(0) | CM(0)
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