尿 看護学生嘆きの部屋

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    尿






    尿

    特徴

    液性と色調
    正常時は弱酸性(pH5〜7)であり、色は淡黄色である。

    色は肝臓で作られる胆汁色素のビリルビンが腎臓で変化した、ウロビリン、ウロビリン体、インドール誘導体などの色素成分によるもので、特にウロビリンの影響が強い。

    尿量
    1日の正常尿量は成人で1000~1500ml(1回200~300ml)

    乏尿 ‐ 1日の尿量が400ml以下
    無尿 ‐ 腎臓の尿生成が停止した状態で、1日の尿量が100ml以下
    頻尿 ‐ 排尿回数が多いもの(1日あたり8〜10回以上が目安)
    尿閉 ‐ 腎臓での尿生成はあるが、尿路の異常で尿が体外に出せなくなる状態
    尿失禁 ‐ 排尿の意志がないのに排尿が生じること

    濃度
    腎臓は、体液(血漿)よりも浸透圧が高い尿を作る。
    実際に排泄される尿は様々な浸透圧があるが、血漿の浸透圧と比較して、次のように呼び分ける。

    高張尿 ‐ 血漿より浸透圧が高い尿、濃縮尿とも
    等張尿 ‐ 血漿と浸透圧がほぼ等しい尿
    低張尿 ‐ 血漿より浸透圧が低い尿、希釈尿とも
    就寝中は利尿作用を弱める抗利尿ホルモンやアルドステロンが働き、高濃度の尿(高張尿)が作られるため、寝起きの尿は濃い。
    対して、水分を多く摂取した結果排泄される尿は、水分量の多い低張尿となる。


    正常時は透明で淡黄色である。

    淡黄色:正常
    透明、黄褐色:水分が多いときは色が薄くなり、脱水気味になると濃い黄褐色になる。この変化は、必ずしも病気とは限らない。
    赤:血液が混じると赤くなり、これを血尿と呼ぶ。膀胱炎、腫瘍、結石、突発性腎出血などが原因となる。
    青緑:緑膿菌性の膀胱炎(通常は大腸菌)に罹ると青緑色の尿が出ることもある。
    その他:点滴やビタミン剤を飲んだあとには、薬の色が出て尿の色が変わることもある。

    *泡
     尿が泡立つことがある。特に異状が無くとも、尿が濃い場合は泡立つ。次第に消える。
     なかなか泡立ちが消えないときは尿に蛋白が混じっている可能性がある。

    臭い
    尿の特有の臭いは、成分である尿素が空気中の細菌によりアンモニアに分解されることで発生するため、排泄直後の尿はそれほど臭いが強くないのが正常である。

    異常尿臭(遺伝病で幼児期に発症)

    フェニルケトン尿症:
    フェニルアラニン誘導体が尿中に含まれるため、異臭を放つ。「ネズミの尿のような」臭いだとされている。
    メープルシロップ尿症:
    メープルシロップのような特有の臭気を放つ。
    イソ吉草酸血症
    「汗をかいた時の足の裏のような」臭気を放つとされる。

    *尿中には様々な臭いのある物質が含まれていることから、特殊な臭いがすることも珍しくはない。例えば、コーヒーやカレー、ニンニクなど臭いの強いものを食べた後、尿にその臭いが出るのは正常で、病気ではない。

    液性
    健康時の尿は弱酸性だが、食事や健康状態により変わる。
    酸性に傾いたときは、発熱、脱水、腎炎、糖尿病、痛風などが疑われ、アルカリ性に傾いたときは尿路感染症などが疑われる。

    成分
    正常な尿の成分は約95%が飲用によって摂取された水、または炭水化物(でんぷん)が代謝されて出来た水である。
    残りの約5%に、体内で代謝された有機物や、無機物、ビタミン、ホルモン、酵素、摂取された有毒物や薬品など、様々な固形物が含まれる。

    代表的な固形物成分。

    有機物
    尿素 (蛋白質が代謝されできたアンモニアを元に肝臓で生合成される)
    尿酸 (核酸の構成成分であるプリン体の代謝産物である)
    馬尿酸
    クレアチニン (クレアチンの代謝物)
    無機物
    塩化ナトリウム
    アンモニア
    ナトリウム
    カリウム
    マグネシウム
    硫酸塩
    燐酸塩
    蓚酸カルシウム
    その他
    蛋白質

    色素成分
    ビリルビン
    ウロビリン体 (ビリルビンの誘導体)
    ウロビリン
    ウロビリノーゲン
    血球成分
    赤血球
    白血球
    細胞成分
    扁平上皮細胞 (感染症、結石などの時に出現する)
    移行上皮細胞 (感染症、結石、がんなどの時に出現する)
    腎尿細管上皮細胞 (腎実質疾患の時に出現する)
    卵円形脂肪体 (重症ネフローゼ症候群の時に出現する)
    細胞質内封入体細胞
    円柱上皮細胞 (感染症などの時に出現する)
    アミノ酸 (異常成分)
    シスチン
    チロシン
    ロイシン
    円柱

    この尿中固形物のうち、半分は尿素である。
    このほかに、服用した薬剤等(例えば造影剤、抗生物質など)が現われる。

    尿からわかる疾病・症状

    頻尿
    大量に水分を摂ったわけではないのに1日の排尿回数が10回以上あるようなら、膀胱炎や前立腺炎、前立腺肥大症膀胱結石などの可能性が。妊娠、子宮筋腫、卵巣のう腫などでも起こる場合があります。
    膀胱のトラブル…膀胱炎・膀胱腫瘍・膀胱結石・萎縮膀胱炎など。
    尿道のトラブル…尿道狭窄・尿道閉塞などによる頻尿。
    前立腺のトラブル…前立腺肥大・前立腺がんなどによる頻尿および、残尿感。
    神経トラブル…排尿神経のトラブル(無抑制膀胱)、仙髄から橋にかけての神経経路のトラブル(反射性膀胱)

    *排尿の回数が少ない場合
    腎臓機能の障害(尿自体が生成されない)。
    尿管内のトラブル…腫瘍、結石(両側)などがあると、膀胱に尿が下りてこない。
    神経トラブル…膀胱から脊髄への経路に障害(知覚麻痺性膀胱)、遠心路の障害(運動麻痺性膀胱)。

    多尿(1日2~3リットル)
    尿の量をコントロールするホルモン(ADH)の分泌が減少し、尿細管からの再吸収が悪くなることで起こる脳血管障害・脳外傷・尿崩症のほか、多飲症、糖尿病、腎不全、腎臓の濃縮力に障害が起こる腎硬化症、慢性糸球体腎炎などがある。また高齢からくる場合もある。


    乏尿(1日400ミリリットル以下)
    尿の量が極端に減ったら、腎臓病が疑われます。尿路結石になると、まったく出なくなることもあります。
    水分欠乏による脱水症、嘔吐・下痢・多汗など、出血、心臓機能低下、急性腎不全、前立腺肥大・腫瘍・血腫、結石などが考えられる。

    無尿(1日100ミリリットル)
    血液循環障害や腎炎による真性無尿、尿路結石、腫瘍、尿路狭窄による仮性無尿などが考えられる。

    血尿
    血尿は、腎臓、膀胱や尿道、前立腺などの泌尿器に問題があるときに最も現れやすい症状のひとつで、尿の赤さや濃さは、赤血球の量によって変化します。膀胱炎や尿道炎、膀胱がんなどの病気が潜んでいる可能性もある。
    血尿を伴う病気
    糸球体腎炎、腎下垂、突発性腎出血、腎梗塞、腎盂腎炎、腎がん、腎結石、尿管結石、膀胱炎、膀胱がん、膀胱結石、尿道炎、前立腺炎、前立腺肥大症、前立腺がんなど

    残尿感
    膀胱や尿道に炎症が起こっているかもしれません。また、加齢も残尿感の原因になるとされています。男性の場合は、前立腺に異常があるケースも考えられます。

    排尿痛
    排尿時に痛みをともなうようであれば、尿道炎、膀胱炎、前立腺炎の可能性があります。

    正常な尿 麦わらや琥珀のような淡黄褐色で透明。
    濃い色の尿 水分不足、水分過剰排出、腎血流減少。
    薄い色の尿 水分過剰摂取、水分排出不足、腎臓機能低下。
    乳白色の尿 リンパ球が混入している疑いあり。マラリアなど。
    濁って甘い尿 腎盂腎炎、膀胱炎、腎結核、前立腺炎、尿路化膿性疾患など。
    赤褐色や鮮紅色(血尿) 出血性疾患、腫瘍、腎炎、腎梗塞、結石、白血病、血友病など。
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    [ 2013/03/28 21:00 ] 泌尿器 | TB(0) | CM(0)
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